先月、Netflixでシーズン3が一挙配信された話題のドラマ「13の理由」。
この記事では、シーズン3のあらすじと個人的な感想、シーズン4の最新情報をまとめています。
シーズン2の内容があやふや!という方は、ぜひ↑の記事もあわせてどうぞ。
目次
▶シーズン3のあらすじ
▶見終わった個人的な感想
▶シーズン3の注目新キャスト
▶シーズン4に向けて気になるポイントまとめ
▶シーズン4の最新情報
シーズン3のあらすじ
乱闘騒ぎが起こった対抗試合の夜から、行方不明になっていたブライス・ウォーカー。
ブライスはその後、変わり果てた姿となって川で発見されます。
それぞれがブライス殺害の動機を持ち、次々と怪しく見えてくるリバティ高校の生徒やブライスに関わる大人たち。
事件の真相は、クレイと一緒に事件を探る転校生の女子生徒・アニの口から語られます。
※以下ネタばれを含んでいるので、未見の方はご注意ください。
見終わった個人的な感想
伏線たっぷりの前シーズン最終話を見て以来、待ちに待っていたシーズン3!
個人的には、最初の数話(うーん、微妙?)→中盤(面白くなってきたぞ)→ エンディング(え?何それ?!)と、評価が一転二転したシーズンでした。
まず最初の数話は、「今シーズン大丈夫かな?」と微妙なスタート。
いきなり新キャラが主役級で現れて語り始めるのも違和感があったし、過去と現在のシーンが時々ごっちゃになって混乱しました。
ミステリアスで面白かったシーズン1を再現しようと、無理やり盛り上げすぎな印象がしたのも原因かも。
一方で中盤は、なかなか面白くてシーズン3のピークだったと感じました。
まだ特定の人物が怪しい!というよりは、いろいろな人物である可能性が示されて、一体誰なんだろうと考えるのがスリリングで楽しかった!
ハンナのテープを聞いたブライスが被害者の心の痛みに目を向け始める姿、タイラーがモンゴメリーから受けた性的暴行についてクレイやジェシカに打ち明ける姿など、心に残ったシーンも多くありました。
でも、でも!それら全部が最終話でぶち壊しに・・・とまではいかないけれど、無駄になってしまった気がします。
シーズン1・2では、ハンナの真実を解き明かそうとあれだけ奮闘していたクレイたちなのに、自分たちに都合の悪い真実は結局隠ぺいするのかい!って心底ガッカリ。
さらにはアレックスの罪をかばうクレイやアニたちの行動が、「仲間の絆」みたいになんだか美化されていて激しい違和感を感じました。
その後シーズン・ファイナルに向けて耳触りのいい言葉が続きますが、正直モヤモヤしすぎて全く胸に響きませんでした。
もちろんブライスやモンゴメリーの過去の行いは擁護できないし、スカッとする結末!と思う人もなかにはいるかもしれません。
でも彼らが悪人だったのかどうかは、アレックスが殺人を逃れていいのか(そしてその罪を直接的には無関係のモンゴメリーにかぶせていいのか)と全く別問題な気がします。
衝動的に人を川に突き落すアレックスもコワいし、殺人をかばって日常に戻ろうとしているクレイたちも普通にコワいよ・・・。
アレックス父の行動も父子の絆!みたいに描かれていたけど、自分の住んでるところの警察があんな公私混同な感じだったら嫌だなあ。
そこは自分の子供が犯した罪にちゃんと向き合って、責任を取らせるべきでしょ!と思ってしまいました。
しかもクレイたちが多数派を組んでブライスやモンゴメリーたちの真実を封じ込める(死人に口無しだから、なお都合が良い)というのは、性的暴行やいじめの被害者になった声なき少数派の真実を封じ込めようとする人と同程度に成り果てたも同然なんじゃないかと思いました。
シーズン1・2では、被害者の真実を解き明かして知らせること、行動に伴う責任を加害者は取るべきことを散々伝えてきたのに、シーズン3ではそれが逆転して、これまでのメッセージは一体なんだったのだろうと。
この事件はシーズン4へ持ち越されそうな雰囲気なので、シーズン3は一旦このような終わり方にしたのかもしれませんが・・・。
それでもやっぱり、アレックスのキャラがこんな方向性に行ってしまったこと、そして最終話のクレイたちの隠ぺい行動にはモヤモヤが残って後味が悪かったです。
シーズン3の注目新キャスト
ここでは、シーズン3から新たにキャストに加わった注目の女優・俳優さんをまとめています。
リバティ高校への転入生で、ブライスと思わぬ形で親しくなる女の子・アニを演じるのは、1995生まれのイギリス人女優であるGrace Saif(グレース・サイフ)さん。
演技のほかに、アクション・歌・ダンスもできるという才能ある女優さんです。
ただアニのキャラクターは、海外でもだいぶ不評だったみたい。
グレースさんはドラマ配信後の相次ぐ批判を受けて、インスタの写真を全削除してしまうくらいだったそう。
確かにアニのずうずうしさは私もあまり好きませんでしたが、キャラクターと演じる俳優さんは別なのに・・・と思うと気の毒です。
また、モンゴメリーとパーティーで出会い、親密な関係になる男の子・ウィンストンを演じるのは、俳優のDeaken Blumanさん。
最終話で、アニたちがモンゴメリーに罪をかぶせたことを知っているそぶりを見せましたが、シーズン4ではそれを追及していく重要な人物になるのかな?
他にも、フットボール部の新しい男の子・チャーリーを演じるのは、俳優のTyler Barnhardtさん。
ブライス殺害事件を追う保安官を演じるのは、俳優のベニート・マルティネス(Benito Martinez)さん。
また「リバーデイル」ファンの方は、チック役のハート・デントン(Hart Denton)さんが、ブライスの転校先の高校の生徒として数話出演していたのも見逃せませんでしたね!
シーズン4に向けて気になるポイントまとめ
最終シーズンとなることが分かっているシーズン4。
このシリーズが終わりを迎える前に、ぜひ解決してほしい気になるポイントをまとめてみました。
ウィンストンは、モンゴメリーにかぶせられた罪を晴らそうとするのか?
アニの証言などから、結局ブライスを殺害したのはモンゴメリーということになり、モンゴメリーは死亡しているので事件解決という運びになりました。
しかしモンゴメリーと親密な関係だった男の子・ウィンストンは、ブライスが殺された夜に一緒に過ごしたモンゴメリーにはアリバイがあり、ブライスを殺すのは不可能だと知っています。
ウィンストンはアニに「僕は知ってるんだからな」という感じで鋭く詰め寄っていましたが、シーズン4ではこのブライス殺人事件の真相を明らかにしようとするのでしょうか?
川から引き揚げられた大量の銃は?
釣り人によって、川から引き揚げられていた大量の銃。
タイラーが銃乱射未遂事件の時に使用しようとした銃で、トニーやクレイがタイラーのために処理したものだと思われます。
シーズン4では、警察が銃を調べて持ち主であったタイラーにたどり着くのでしょうか?
アレックス父は、アレックスとどう接するのか?
アニの証言を聞くなかで、アレックスがブライス殺害事件の犯人だと悟ったアレックスの父。
結局モンゴメリーに罪をかぶせることを黙認し、証拠も隠滅していました。
シーズン4でもアレックスの秘密を守り続けようとするのか、それともアレックスに自分は真実を知っているとはっきり打ち明けるのでしょうか。
モンゴメリーを殺したのは、他の囚人?
モンゴメリーが刑務所で死んだという事実は、アレックス父の口から語られたものの、誰が殺したのか?どのような経緯で殺されたのか?はまだ謎に包まれたまま。
さらに海外のファンの間で意外に多かったのが、モンゴメリーは実は死んでいない!という予想。
確かに「死体がスクリーンに映らなければ、まだ死んだとは言い切れない」というのは海外ドラマのお約束?
ジャスティンは、ついに薬物中毒を克服できるのか?
事件解決後、クレイ一家の食卓にて、自分はまだ薬物中毒を克服できていないと告白したジャスティン。
来シーズンこそは、自身の薬物中毒の問題と真剣に向き合うのでしょうか?
トニーは離れ離れになった家族に再会できるのか?
ブライスの父親の仕業で、メキシコに強制送還されてしまったトニーの家族。
シーズン4でトニーは、無事に家族と再会できるのでしょうか?
いくつかの疑問が残ったシーズン3最終話ですが、最後となるシーズン4でどのように物語を完結してくれるのか注目したいと思います!
シーズン4の最新情報まとめ
シーズン4への更新はすでに発表されており、これが最終シーズンであることも確定しています。
リリースは2020年頃の予定。クレイたちリバティ高校の生徒の卒業までが描かれるのだそうです。
また新しい情報があり次第、追記したいと思います。
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↑「13の理由」シーズン3の公式サウンドトラック。
ファイヴ・セカンズ・オブ・サマー、チャーリーXCXらが歌う劇中歌が全部で18曲収録されています。
↑「13の理由」シーズン3の公式サウンドトラック(スコア盤)。